高齢者には抗がん剤の効果なし!?
高齢者には抗がん剤の効果なし!?
抗がん剤治療が高齢者に効果がない??という話が飛び込んだ今回のニュース速報。2014年のデータ
では、日本国内に87万近いがん患者が居るといいます。高齢者のガンデータに関しては2012年の
データになってしまうのですが、75才以上の患者の場合約30万人になります。そのがん患者の
“抗がん剤治療”が効果なし?という異例の速報です。
「厚生労働省・国立がん研究センターの予備調査」
2007~2008年を対象にセンター中央病院で受診した約7000人のがん患者を対象に調査を実施。
(調査内容)
・がん患者に対する抗がん剤を受ける患者
・痛みの緩和を目的とした、放射線治療などの緩和治療中心の患者
・それぞれのどのくらいの生存率があったかを年齢別に比較
「今現在の調査報告」
抗がん剤による75才以上以下の調査結果
・75才以下のガン患者が抗がん剤を使用した場合、生存率は高まるようです。
・逆に、75才以上のガン患者が抗がん剤を使用した場合、生存率はさほど変わらない。
という予備調査結果がだされたようです。
「今現在は、あくまで予備調査でしかない!」
今現在の調査結果では、データがあまりにも少なすぎるという結果から、まだまだデータが必要となる事は明らかです。
今後、科学的な根拠を得る為の大規模な調査が必要との結果なりました。
「このデータ調査の本質はなんなのか?」
普通に考えれば、ガン患者にとって抗がん剤は生命線をつなぐ、大切な治療薬。
副作用もキツい場合も多々あるようです。
今現在、医療費を抑制したい政府の思惑もあるのでは?と考えてしまうのがどうしても拭いきれません。
ですが、最終的判断は、あくまで患者に委ねたいところです。
人生一度きりなので、年齢関係なくどう生きるかはその方に全て委ねるのが
“正しい判断基準”になると思います。
あくまで、データはデータであり、その人に100%そうなるか?というものではありません。
こういった事に流されるのではなく、自分を基準とした判断を行うようにして頂きたく思います。